トータルセットアップのご依頼 → コンパウンドネックに合わせた最適化サドルR加工・フレットエッジ仕上げで本来の演奏性を取り戻す

K YAIRI YW-500P(1980年製)のオーナー様より、「弦高を下げ、バランスを調整してほしい」とのご相談でお預かりしました。

🔎 診断で分かったこと

✅ コンパウンドネックに対しサドルRが不適合(10→12→14インチに対し16Rであるため)
✅ 弦高バランス不良・弾きづらさ(演奏性に影響する状態)
✅ フレットエッジのチクつき(バリ)(指に引っ掛かる状態)
✅ ピックガードの浮き(接着が経年で劣化したため)

これらの状態を改善し、お客様のご希望を実現するため、以下の作業を実施

🔧 最適化サドルR加工
指板のラディアス変化に合わせた整形/別途作業
🔧 フレットエッジ仕上げ&フレットポリッシュ
バリ取りと輝きの回復/別途作業含む
🔧 指板ケア&ピックガード再接着
木材保湿と浮きの補修
🔧 ネック調整&弦高調整
適切な角度と演奏性の最適化

アコースティックギター向けのトータルセットアップの詳細は👇こちら

早速作業していきます👨‍🔧

今回は、トータルセットアップ、フレットエッジ仕上げ、最適化サドルR加工とピックガード再接着を実施してまいります。

弦を外していきます。ブリッジピンを丁寧に取り外しながら、作業を進めてまいります🎸✨

1980年の貴重な一本です。木材の様子を細かく見ながら、状態に合わせて丁寧に調整を行ってまいります📏✨

ネックのラディアスを計測したところ、こちらのネックはコンパウンドネックでした。
上から10インチ、12インチ、14インチと変化しています。

コンパウンドネックとは、ロー側からハイ側にかけて指板の曲面(ラディアス)が徐々に変化していく構造のことです。ロー側はきつめのR(10インチ)でコードを押さえやすく、ハイ側は緩やかなR(14インチ)になり、チョーキングやビブラートがしやすくなる設計です。

そのため、サドルも指板のラディアス変化に合わせて加工する必要があります。単純な円弧ではなく、複雑な曲面に追従させる必要があるからです。

それに合わせて調整を工夫しながら、一本一本の弦の高さやバランスを細かく見極めて、最適な状態に仕上げてまいります📏✨

サドル部分です。
こちらは明らかに16インチのラディアスが必要な構造でしたが、お写真の通り、カーブが不足していました。このままですと、適切な弦高バランスが取れず、演奏性やサウンドに影響が出ることがあります。今回の作業でこの点を解消してまいります📏✨

最適化サドルR加工を実施していきます。
指板のラディアス変化や弦のテンション、このギターの個性に合わせて、一つひとつ丁寧に仕上げていくことがとても大切です。細かなバランスを見極めながら調整してまいります📏✨

そして、削るだけでなく、サドルの上面(弦が接する部分)を丁寧に仕上げていきます。滑らかで正確な形状にすることで、弦の振動がロスなくボディへ伝わり、サウンドの抜けやサスティーンが向上します📏✨

完成です。手作業でサドルを丁寧に仕上げ、指板のラディアスにぴったりと合うように調整しました。これで弦の振動がしっかりと伝わり、演奏性とサウンドが最適化されます📏✨

フレットポリッシュです。今回はこちらのギターにはマスキングテープは使用せずに、このような形で進めていきます。
ギターの状態やインレイの素材、指板のコンディションによっては、ホセさんの判断で方法を変えることもあります。最適な方法を選びながら、一つひとつ丁寧に磨き上げてまいります✨🔧

フレットエッジ仕上げを行いました。フレットエンドの鋭い突起や引っ掛かりを一つひとつ丁寧に削り込み、指に当たっても痛くないよう滑らかに整えました。
この作業により、演奏中のストレスが軽減され、より快適に弾けるようになります🔧✨

お客様にお持ちいただいた弦です。こちらのゲージやテンションに合わせて、調整を行ってまいります🎸✨

元々付いていたピックガードの再接着も行いました。
大変貴重なロゴの入ったピックガードです。この一本の個性を大切にしながら、補修として最適な方法でしっかりと再接着しました🔧✨

まだまだ作業は続きますが、今回はここまでのショット📸をご紹介!
※ご紹介したのは作業の一部で、お客様のご要望を実現するための調整は、ここからさらに続いてまいります。

「トータルセットアップ」のご依頼。

「弦高を下げ、バランスを調整してほしい」とのご相談でお預かりしました。診断したところ、コンパウンドネック(10→12→14インチ)に対しサドルRが16インチ仕様となっておらず、弦高バランスや演奏性に影響が出ている状態でした。また、フレットエッジのチクつき(バリ)やピックガードの浮きも確認されました。

トータルセットアップの一環として、フレットポリッシュ、指板ケア、ピックガード再接着、ネック調整、弦高調整等に加え、別途作業となるフレットエッジ仕上げ(バリ取り)と最適化サドルR加工も実施し、一つひとつ丁寧に解消いたしました。

大変お喜びいただきました🎸

(追記)
※フレットエッジ仕上げ、最適化サドルR加工とピックガード再接着は、トータルセットアップとは別途の作業となります。

TORRESギターリペアは、コンパウンドネックやビンテージギター特有の課題にも対応。サドルR加工やフレットエッジ仕上げなど、細部にまでこだわったアプローチで、本来の演奏性とサウンドを引き出します✨

ご予約は【公式LINE】または【WEB予約】から24時間受付中!お電話からも可能です。

📱 LINE予約: ID「@315nzthk
🌐 WEB予約: [予約ページはこちら]
📞 電話予約: 080-7188-3144

※ アコースティックギターの「弦高バランスが合わない」「フレットエッジが気になる」「弾きづらい」でお悩みの方も、ご安心ください!
サドルR加工やフレットエッジ仕上げからトータルセットアップまで、ギターの状態に合わせて丁寧に対応いたしますので、お気軽にご連絡ください✨

【ご参考】作業の目安
現在、トータルセットアップは一週間前後でのお渡しが可能ですが、ご注文状況によって変動いたします。
詳細な状況はこちらで随時更新しております👉🏻現在の修理受付状況

TORRESギターリペアをご利用いただき、ありがとうございました!